造影CTと腎機能低下・アレルギー

造影CT

<腎機能低下症例>

30<eGFR<45 で、前後6hの、外液1~1.5ml/kg/h のHydration。

 時間80ml/hで 500mlの外液を、CTとる前後に1本ずつ 入れとけばOK。

 実際には前後合わせて1本だったりする。

eGFR<30では原則造影しない(透析中は例外)

 

     cf. 経動脈(冠動脈造影など)では、eGFR<60 でHydration が必要になる。

 

<造影剤アレルギー例>

造影剤アレルギーがある場合は基本的に造影検査は行わない。

予防として、ステロイド前投薬にある程度効果があると言われている(エビデンスはそんなに高くない)。コレに加えてH1 blocker を入れても良い。

ステロイド・H1 blocker の投与は実際に良く行われている。

・入院中午前中に造影CTを取る場合、

  PSL 30mg を、眠前・朝食後  内服

  (内服できない場合 デキサメタゾン7.5mg を同時間にIV)

  H1 blocker 加えるなら、レスタミン50mg(内服or皮下注or筋注)、ビスミラー1A(5mg, iv or皮下注or筋注)等

(日本医学放射線学会 から学会提言が出ているのでご参照あれ )